ヒーリング: 2009年4月アーカイブ



癒しの持つ力は、精神的・身体的に持続的・恒久的・継続的な安らぎの効果をもたらしてくれます。
人間には心身ともに癒しの要素を持つものが、本質的に受け入れられる傾向があります。

バブル時代は白熱した刺激が好まれる風潮にありましたが、バブルが崩壊した後、社会が経済的にも不安になってくると、過激な刺激は、一般的に嫌われるようになりました。
過激さの持つパワーは、瞬間的でいて一時的なものです。しかも往々にして強い心的な刺激を伴うので、心身には悪い影響を及ぼす可能性が共通して見られます。

元来、人体危険を伴う過激さを求めるのは、一種の自虐行動とも言われます。

心理学的にも、人間が本質的に求めているのは、安らぎと平穏であり、攻撃的な要素を好む性質は人間にはないとされます。
もしくは極力過激さや攻撃的要素を避けることで、自己防衛を図る生き物で、癒しを求めることが攻撃的要素を避けるのに、非常に大きな意味を持つことを、本能的に知っているからだそうです。

日本における癒しの状況ですが、近年は若い年齢層を中心として癒しの特徴、特性を持つ人物や物体などを「癒し系」と表現し、ほとんど流行語にもなっています。

特に芸能界においては、主に「ほんわか」、「やんわり」として、テレビの前の視聴者を和ませる雰囲気がある女優、グラビアモデル、女性タレントを指す言葉として、すっかり定着した、と言っても良いでしょう。

また、お笑い芸人や男性政治家、学者でも、最近は癒し系とカテゴリーされる人が出てきています。
過激な表現を使用しないファンタジーやノスタルジーを主題として掲げるテレビゲームも、癒し系というジャンルにくくられます。
また、超能力による治療能力を、特にヒーリングとして呼ぶことがあり、この場合は漢字で「癒し」とは書かず、「ヒーリング」と記載します。

「癒し系」という言葉が日本で登場し始めたのは1999年後半からで、元々はテレビに出演する女性タレントで、和み、癒し、安らぎといった印象を与える人物やそのふるまいを指して使われました。
癒し系女性タレント第一号は飯島直子と言われ、出演した缶コーヒー「ジョージア」のCMで癒し系のアピールに成功し、その後同じく飲料水系のCMに出演した本上まなみ、井川遥なども続いて癒し系女性タレントとしての地位を確立しました。
なお、1999年以前は癒し系という言葉はなかったので、「ジョージア」のCMでも「安らぎ系」と表現されていました。
安らぎパーカーが当たる、という企画もありましたね。

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